事業紹介 SERVICES
捨てられるものに価値をつくり
新しい生産のサイクルを生み出す
ビール醸造をおこなっているシクロ。醸造所からはビールを絞ったあとに残る麦芽粕が大量に生まれます。以前は産業廃棄物として処理するしかなかったのですが、麦芽粕は栄養価が非常に高く、廃棄するにはもったいないものでした。
そんな麦芽粕に新しい価値をつけ、アップサイクルの拠点として生まれたのが「オートビュス」。ここで処理された麦芽粕は、豚などの家畜の餌として外部企業に運ばれるだけではなく、小麦粉の代替品として飲食部門でパンやお菓子に活用されていきます。
麦芽粕は高タンパク・低脂質で食物繊維が多いことから、近年注目を集める食材。「オートビュス」は就労支援の場でもあり、新しい価値を生む創造的再利用のリアルな現場。福祉と世の中の動きが密接にリンクした職場です。
醸造所で出た麦芽粕を「オートビュス」で収集・乾燥加工し、牧場や農園、飲食部門へと運びます。最後までおいしく・有用に使ってもらえるよう、サステナブルな橋渡しとして機能しています。
麦芽粕をアップサイクルし他の活用を模索する「オートビュス」で就労支援をおこないます。
この部署で
働く名物スタッフ
CYCLO STAFF PROFILE
6:00起床
朝ごはんは必ず食べます。
8:30出社
Slackの確認、その日のTODO確認。
9:00就労作業指導、デスクワーク
利用者さまと作業に入ったり、事務作業をします。
11:30昼食フォロー
利用者さまの昼食を提供し、フォローに入ります。
12:00休憩
13:00就労作業指導
午後の就労のサポートをしたり、事務作業をおこないます。
15:00利用者さま送り出し
送り出し後は、ミーティングなども入ります。
18:00退勤
次の日のTODOリストを確認し、各種報告して退勤します。
長年福祉の現場で仕事をしてきましたが、ビールの醸造が就労支援に繋がるなんて思ってもいませんでした。個性豊かな社会貢献のあり方は発見の連続です。
POLICY: 大切にしていること
利用者のなかにはさまざまな生きづらさを抱える方々も多いですが、ここが居場所になったらいいなと思っています。何かあったら頼ってほしいし、辛い時の避難小屋にしてもらえたらという気持ちでやっています。
REWARDING: やりがい
就労支援が飲食事業とリンクしているなど、越境してものごとが進むところはシクロらしいところ。仕事内容がぜんぜん違うほかの職員さんとのあいだでも顔がきくようになってきて、他にはない楽しさがあります。
HOBBY: 趣味
マラソンなど、ひとりで長時間走ることを除いていろんなアクティビティをやってきました。フットサルや野球、ダイビング……。御朱印集めが高じてお遍路もやりました。最近は車中泊なんかも。鉄のスキレットを育てています。
意外と利用者さんは職員の顔をみているもの。笑顔は絶やさないように！
