やっぱり手に職は強し!
シングルマザーで介護職をがんばる母同士ほろ酔いトーク
2023.01.31
子育ても終盤戦、これからの時間の使い方のこと
高野さん お子さんってそれぞれおいくつなんですか?
東川さん 上が21歳、真ん中が20歳、末っ子が18歳ですね。上の子はもう働いてて、みんな自由な感じですね。
高野さん うちも20歳と18歳なんですよ!
東川さん そうなんや!同い年の子がいはるんやね〜!子育てももう後半やけど、離婚したことの負い目って感じてませんでした?
高野さん めっちゃわかりますよ!高校に上がったら一気に楽になったし、肩の荷も降りたけど、やりたいことさせてあげたいけど、片親でやっていけるんかってね。
東川さん 高校で楽になるの、めっちゃわかるわあ〜!うちは妹の子とも歳が近いんですけど、父親の有無でいとこと違いを感じちゃったら可哀想じゃないですか。どっかで辛い思いしてるんちゃうかなって思って。それの名残か、いつまでも世話焼いてしまうところはいまだにあるんですよね。
高野さん わかりますわかります!私も、ついついやりすぎてしまうかも。子どもから「自分でもできるで〜」って言われてはっとすることもあります。肩の荷がおりたとはいえ、うちはふたりともまだ学生で、大きいお金を出さないといけないタイミングも多いし。
東川さん まだまだね〜、もうちょっと頑張らないとやね。
高野さん 片親のプレッシャーは感じてるやろうなとは思います。バイトも頑張ってるし。でも、自分で奨学金借りて、やりたい勉強やって、学校生活楽しいって言うてるからいったんは見守る姿勢でいいかなって。
東川さん いまの子は自分で調べてやるよね。うちの子は専門学校に進学したんですけど、自分から「奨学金借りて学校行く」って言うてきましたもん。
高野さん 大きくなってきたら親ができることも少なくなってきますけど、まだまだ働けるし、東川さんの言う通り、もうちょっと頑張らんとなあって思いますね。
東川さん 子育て落ち着いたらなんかやりたいこととかある?
高野さん 昔ね、フラダンスにハマった時期はありましたけど。ただ身体を悪くしたのをきっかけにやめてしまって。ヨガなんかも通ったんですけど、どうにも向いてなかったんですよ。もっとアクティブに身体を動かすのが好きみたい。そういう、身体を動かすようなことで、いろいろやってみたいかもしれないですね〜。
東川さん いいねえ、踊れるの!
高野さん 東川さんは?
東川さん 何が楽しいねんって思うかもしれないんですけど、土を育ててるんですよ。いま。趣味といえばそれで。
高野さん 土!?
東川さん いわゆるコンポストっていうのかな。袋の中に土を入れて、そこに野菜クズなんかを入れて混ぜるんですよ。そしたら土の微生物が野菜を分解してくれるんです。
高野さん へー……!
東川さん 野菜のヘタとか皮とか何かに活用でけへんかなって。いまは野菜クズを土に与える日々です。
高野さん 何かその土で野菜とか育ててるんですか?
東川さん そういうわけでもないんですよ(笑)。ただ、野菜クズをいれて混ぜると、分解する時に発酵するんです。土に触るとほかほかしてあったかいんですよ。それがおもしろくて。
高野さん 目に見えないペットみたいなものなんかしら(笑)。
東川さん そういう小さい趣味を見つけつつ、旅行に遠出するとかの機会も増やしていきたいですね。ご飯食べに行くのも好きですし。
高野さん 飲むのは嫌いじゃないし、飲む人の場にいるのも嫌いじゃないんですけど、お酒自体はそんなに強くないんですよ!
東川さん わたしは飲み始めると止まらなくなっちゃうかも。でも、顔は赤いでしょ。あんまり話したことないことも話したからかな(笑)。
Special thanks to スタンドうみねこ はなれ
Interview & Text by ヒラヤマヤスコ
Photography by 福家信哉
Illustration by 北川マリナ