ほにゃららの秋

里芋が未だに食べられない、じんじんです。

人生で何度も耳にする”好きな季節はいつ？”という質問、、

なぜ尋ねてしまい、どうして尋ねられてしまうのだろう。

この質問、初対面なら打ち解けあい、友人なら親しくなり、恋人なら仲を深め、家族なら安心できる。

そんな万能な質問だが、聞き飽きたとも少し感じる。

しかし、この”好きな季節はいつ？”に対する答えは、

”秋”で満場一致でいいのではないだろうか。

少し肌寒く、早朝の空気は澄んでいて、人々の服装も気づくと変化している。

街から少し金木犀が香り、紅葉の影響で街が明るく感じ、それでいて少し哀愁を感じる。

”ほにゃららの秋”と名付ければ、

すべての物事が少しだけ特別になったかのように感じてしまう。

試しに”ほにゃららの秋”を身近にあった出来事に付けてみようと思う。

フィンランドサウナの秋

薪でじっくりと温められたログハウスの中で、20分間も暑さに耐えた後、

体の熱を冷やすため10℃にもなる湖に、一心不乱に飛び込む。

そこで見た秋の夕暮れは、湖に反射していて、いつにも増して神々しかった。

これは”ほにゃららの秋”が、サウナと夕暮れの景色を特別な物に変えてくれたのかもしれない。

クラフトビールの秋

うみねこコトで働いていると、クラフトビール飲む機会は格段と多くなる。

様々なクラフトビールが飲めるこの店で、”ほにゃららの秋”を付ければ、クラフトビールがきっと、もっと

僕たちにとって特別なものになるのかもしれない。

クラフトビールの秋。中々に響きがいいように感じる。

”好きな季節はいつ？”

この質問、飽きてきたと言ったはずなのに

気づくと”秋”についてたくさん語ってしまった。

多分、いやきっと、この先も尋ねてしまうのだろう。