My New Gear…
2024.07.29
こんにちは
「階段を降りきる足と登りきる足は絶対に右足で」で、おなじみのブルワーの井上です。
今週からとんでもない暑さが続いてますね・・・
朝から暑いのは勘弁してほしいですね・・・
さてさて、わたくし最近蒸留器なるものを手に入れまして、
こいつはなんぞや、という方に簡単に説明すると
花や柑橘の皮、木の枝など香りの元である原料から、香りの成分をアチアチの水蒸気にのせて
芳香蒸留水(フローラルウォーター)と、香りが凝縮された精油を抽出する装置である。
もちろん蒸留器を使ってホップの香り成分を抽出することもできるので
醸造にとっても活かせるものであるのだ。
ということで、お家でひとまずオレンジの皮で蒸留してみました。
写真では確認できませんが、このオレンジの皮の下に穴の開いた板があり、その1センチほど下にお水が入っています。
専用の蓋で密閉して、下の写真のように蒸留器ごと火にかけます(直火、IH対応)
蓋に装着している温度計が97℃を指すあたりから鍋からボコボコと沸騰している音が…
しばらくすると、香り成分を引き連れた水蒸気が①の管を通り、③→④の流れで水道水で絶えずアチアチの管を冷し、水蒸気がやがて冷えて液体(精油を含んだ芳香蒸留水)になり、②の抽出口からものすんごいいい香りとともにチョロチョロ出てきます。
それがこちら
精油を含んだ芳香蒸留水はオレンジの皮200gに対して250~300ml程でしたが、
精油分はかなり少なく、1gにも満たないほど少量しか取れませんでした。
せめて見てわかるほどの一滴分でも抽出したかったんですが、柑橘類は100℃以上が抽出しやすいらしく
この蒸留器で抽出できる温度の限界が100℃なので、どうやらあまり効率が良くないようです。
採取できた芳香蒸留水は飲むこともできるので、さっそく炭酸水で割って飲んでみると
オレンジのフレッシュな香りが強く、市販の柑橘炭酸水よりも涼し気を感じるほどめちゃくちゃさわやかでした。
次回はジュニパーベリーを使ったノンアルジンや
オイルセパレーターを使ってホップの精油採取もしてみようと思うので
そのうち結果をブログにアップしたいと思います!
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