地味な仕事

おはようございます。
ブルワーの伊藤です。

最近、度を越して暑いです。外にいると皮膚が焼けていく感じが分かります。

それに比例して、ビールが美味しいです。
今は、苦め、キレ〇の能力のついたIPAがほしいです。

イベントも増えてきました。
外から見ると、賑やかで派手な業界と思われがちですが、実際はそんなことはないです。 　　　　　　　　

今回は、普段の地味だけど大事な仕事の話をします。

ブルワーはビールを作る職人を指すと前回説明しましたが、実は作っている時間は全体の2割程度。

それ以外は、帳簿付け、詰め、洗浄がほとんどを占めます。

その中で多いのが洗浄。
発酵タンクの洗浄、仕込み釜の洗浄、缶詰機の洗浄、樽の洗浄、洗浄、洗浄……。
洗浄がほとんどです。

　　　　　　　　　　　　　　　

バット、洗浄を疎かにしてはいけません。
極論、洗浄など衛生管理をしっかりしておけば大きなミスは防ぐことはできます。

面白いのが、洗浄作業にも各ブルワリーやり方が少しずつ違っていて、性格がでるなーと思います。
乾燥させれば雑菌生えない派、液体で満たしておけば雑菌生えない派があったりして。
宗教上の理由的な。好みの問題的な。まあ、洗浄ができていればいいのです。

ただ、こういったことを醸造作業と思い、丁寧にできるか、はたまた仕込み以外は面倒と感じてしまうかがブルワーとしての技量であり、味を左右する部分でもあるのかなと。

これからブルワーを目指す方がいたら、仕込み以外も自分は嫌がらずできるのか問い掛けてみてください。

ビール作りはとても地味なのです。

ここのところ採用面接をしておりまして、偉そうなこと言わせてもらいました。

次回は、どこに需要があるのか分からない、いちブルワーの休日の過ごし方をお伝えできたらと思います。

ではまた。

Derailleur Brew Works
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